会員のみなさま。
お休みの日にも関わらず朝早くからご参加いただきありがとうございました。
4月オンライン例会に引き続き、第一部生配信と第二部録画配信を合わせて100名強の方々に参加していただくことができました。
オンラインでのバーチャル実技という初めての試みでしたがいかがでしたでしょうか?
本日行った経絡腹診、脉診、基本刺鍼を反復練習してください。
その先に難症難病を癒せます。5月オンライン例会、DVD申込みは5月31日(日)〆切りです。
次回6月オンライン例会は6月21日(日)です。
9月からのオフライン例会再開までオンラインでお付き合いいただけますようよろしくお願い申し上げます。
そして、再開された暁には、思う存分経絡治療の学と術をお勉強しましょう。
明日からの臨床頑張ってください。
5月オンライン例会トピックス
経絡腹診|神開雄三
神開先生によるよくわかる経絡腹診の実演でした。皮膚を滑らかに触り腹診する様子は臨床さながらで、ほれぼれする高等テクニックでした。宮脇名誉会長が常々仰られる超技術の1つで、中野会長は本日をもって当会の皮膚の触り方をエンジェルタッチとすると明言されました。1ミリも浮かせず、1ミリも沈めず圧0グラムの重さのエンジェルタッチで腹診も切経も行ってください。
脉診|浅井輝昭
浅井先生によるよくわかる脉診の講義と実演は正に圧巻でした。ここまで詳しく脉診の解説を聞いたことがありません。
どれもこれも大切なお話でしたが、中でも強調されていたのが、証決定の比較脉診はベテランでも迷う時があるくらい難しいものだから、特に初学者や中堅会員は焦ってはいけない、時間をかけてじっくりと学びなさいと仰られました。
それよりも先ずは脉状診をきちんと見れるように取り組むべきだ、五臓の虚実の判定の難しさに比べ、体の状態を知る脉状診の方が難易度が高くないし、もちろん臨床的であると。
脉状診から入って脉に慣れ親しんでくださいというお言葉は正に金言でした。
基本刺鍼|中野正得
中野先生と一緒に画面越しに基本刺鍼を自分の太ももに行うという画期的な実技でした。
経絡治療に止まらず鍼灸医学の真髄は、生気を補生気を妨害する邪気を瀉し生命力を強化することです。
日々の反復練習を欠かさないでください。
来る日も来る日も自分に鍼を打ち練習してください。
イチローは誰よりも素振りをしたはずです。
小野伸二は誰よりもリフティングをしたはずです。
平尾誠二は誰よりもステップを踏んだはずです。
貴乃花は誰よりも稽古をしたはずです。
鍼灸師も同じです。
一流になるには一流の練習量が要ります。
あれだけ忙しくされている中野先生でさえ、未だに欠かすことなく毎日基本刺鍼をされています。
以前に、先生は鍼錬をしないと怖くて臨床に出れないよと仰っていました。
超臨床こぼれ話|古野忠光
五十肩、湿疹、ヘルニア、ヘルペスなど、誰もが知りたい症例の数々でした。
病因病理や本治法の解説だけでなく、臨床に即した実践的な補助療法や標治法の解説が有難かったです。
局所の皮膚刺絡や井穴刺絡の動画は見ごたえがあり大変勉強になりました。
取り巻き灸を画像を交えてわかりやすく説明していただき、早速明日の臨床から取り入れられそうですね。
正に超臨床こぼれ話でした。
総合司会|森下翔太
これだけの強者(つわもの)をよくまとめられたと感服いたします。
男前だけでなく采配もイケメンでした。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
(広報部)