令和8年3月15日(日)に新大阪丸ビル新館にて今年度最後の対面例会が開催されました。

中野会長による朝の挨拶の後、各班に分かれて治験発表がおこなわれ、私が所属していたB班では「首の痛みで前が向けない」の発表でした。
陰経実の処置でもただ実している経絡を瀉すのではなく、表裏関係にあたる陽経を補って実を取ることで「虚中実」にも対応できることに改めて経絡治療の奥深さを実感しました。

今月は治験発表の後に「質問会」もおこなわれました。
指導部の先生方からのご意見を直々に聞けるとても貴重な機会でもあり、たくさん学べることがありました。
休憩後には各班に分かれ、宮脇名誉会長考案の「宮脇奇経治療」がおこなわれました。

奇経は「放水路のように常経の洪水を防ぐ働ぐ働きがあり、気血を巡る十二経から病が溢れとき奇経に流入する」と考えられていますが、宮脇名誉会長が考案された奇経治療は「バイパス」のような役割があり、即効性も高く、その効果には学ぶたびに驚かされます。
本治あってこそではありますが、補助療法をおこなう大切さも実感した実技でした。
今年度はコロナの影響で中止されていた懇親会が対面例会後におこなわれました。

普段なかなかお話しすることができない先生方などと治療のことだけでなく、何気ない世間話もすることができ、素敵な時間を過ごすことができました。
5年間日本はり医学会に所属させていただき、三ツ川先生や指導部の先生方、先輩方のおかげで東洋医学の奥深さや経絡治療の素晴らしさを学ぶことができました。
また素敵な同期にも恵まれ、同じ治療家として切磋琢磨し合える関係でもあり、今では友達としてもかけがえのない存在となっています。
たくさんの学びと出会いに心から感謝申し上げます。
仕事の都合により、今年度での退会となりますが日本はりで学んだことも糧に東洋医学や鍼灸を通して多くの患者様を心身ともに健康へ導けるよう努めてまいります。
また皆様とどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
次回の対面例会は令和6年4月19日(日)に新大阪丸ビルにて予定しております。
末筆ではございますが、日本はり医学会のさらなるご隆盛と学術の一層のご発展を心から願っております。
報告:研修部 井久保眞子