令和7年1月19日(日)に新大阪丸ビル新館にて対面例会と新春記念講演が開催されました。
今年の新春記念講演は宮脇名誉会長による圓鍼を用いた「ウルトラ・トルネード」と中野会長による「カムロギ・カムロミうず気功」の講演が行われました。
毫鍼を使わなくても「気」を動かすことで体や脉の状態が変わることを改めて実感することができ、当会の経絡治療でより治療効果を上げていくためには気の感じ方や動かし方を意識することが大事だと学びました。
気功はあまり馴染みのあるものではありませんでしたが、神代文字や祝詞などを取り入れることで身体だけでなく、心へのアプローチもできるものが何千年前から存在していたのにとても驚きでした。
「病は気から」という言葉があるように身体だけでなく、心身ともに患者さんを健康へと導けるのが本当の治療ではないかと感じました。
普段の例会では学ぶことのできない貴重な講演をありがとうございました。
午後からは「腰痛」・「ストレスからくる不定愁訴」の試験発表と「経絡頸肩部・骨盤調整療法」の実技でした。
実技では骨盤周囲に1本軽微な接触鍼をするだけでお腹や脉の状態の変化があり、局所でなくても経絡を通じてアプローチができるのは経絡治療の強みだと感じました。
本治法と組み合わせることでより症状の改善が目で見てわかり、補助療法の重要性を知れた実技練習となりました。
次回の例会は令和7年2月16日(日)新大阪にて予定しております。
総会もございますので、会員の皆様はぜひご参加ください。
本年もたくさんの学びを楽しみしておりますので、よろしくお願い致します。
報告:研修部 井久保眞子